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辛い恋愛の繰り返し、人生脚本から抜け出すと楽しく生きられるワケ

人生脚本とは、幼少期の体験を無意識に、自分の生き方に当てはめてしまうこと。

子ども時代に、愛情深い両親に育てられ、自分という個性をありのまま受け止めてもらった人は、自信に満ち人生を思いっきり謳歌することができるでしょう。

しかし、現代ではそのような家庭に育つ人のほうがむしろ稀かもしれません。何かしらの問題を抱えた家庭環境で、心に傷を負ったまま大人になる人がとても多いです。

辛いな、嫌だな、大人になったらもっと幸せになってやる。こう思いながら大人になった人ほど、子ども時代の再現フィルムのように辛い現実を繰り返してしまうのです。

このループから逃れるためには、まず「気づくこと」がとても重要になります。あれ、彼 / 夫って、誰かに似てない ? この状況って、私の子どもの頃とそっくりじゃない ?

この辛い現実を繰り返すのは、子どもの頃の満たされない思いが、未完了のままだからです。その思いを深堀りしていくと、自分の癒しポイントが見つかるものです。そして一度それが見つかれば、もう二度と繰り返すことはなくなります。

これから、具体例を見ていきましょう。

女優Aさん

不倫をしていた夫に愛想をつかして離婚を決意した女優のAさん。

彼女の父親は、イケメンで抜群の演技力を誇る大物俳優W。これでモテないわけがなく、女性関係が華やかなため、家庭内では母親がいつも苦労の連続でした。

こんな状況だったから、Aさんは自分がなんとかしなきゃと思いながら成長し、兄の学費や母親の借金までも肩代わりしたといいます。

なのに、自分が結婚した相手はまたもや不倫男。結婚前から、夫Hの女性関係は業界内では広く知れ渡っていたといいます。恋は盲目とでもいいましょうか、それともどうしても心惹かれる何かがあったのでしょうか。Aさんはきっと「自分が頑張れば問題ない」と思ってしまったのでしょう。

Aさんは夫Hに家庭人としての自覚を持たせるために、子どもを早くに生み、マイホームも手に入れたという話です。彼女は無意識レベルで、Hはほっといたら浮気するだろうと感づいていたのでしょう。

ここで何が問題なのかというと、「困難が降りかかっても自分が頑張ってなんとかする」という子どもの頃に担った役割を、Aさんが無意識にうちに演じているというところです。

このような人は、無意識に問題のある人を選んで、無意識に困難な状況に自らを置いてしまいます。最近では、ビジネス上のトラブルで実母がAさんを訴えているというから、驚きです。自分が作った借金を完済してくれた娘を訴えるって、理解を超えてますね。

自分はもう頑張らなくていい、もっと楽しく生きていいんだ、ということを、Aさん自ら気づいて、ほんとうの幸せを手に入れてほしいと祈るばかりです。

同僚Nさん

会社の同僚Nさんは、私と同年代で一度も結婚したことがありません。というのも、いつも好きになる人は決まって既婚者だから。

そして面白いことに、好きになる既婚者は、役職についていたり、経営者だったり、立派な肩書をお持ちで、紳士的な方ばかりです。

彼女はとても魅力的な女性なのに、なぜ独身の男性と恋愛しないのだろうと、いつも不思議でした。

しばらくして、その謎が解けました。彼女の祖母は夫の女性関係に嫌気がさし、娘の教育に良くないからと家を離れてシングルマザーとして生きていきました。そして彼女の母親は「二号さん」、つまり愛人としてNさんを産み育てていたのです。

Nさんは子どもの頃、父親が月1回程度しか帰宅しないことを不思議に思っていたそうです。でもそれ以外は、立派な一軒家に住み、何不自由なく生活していました。彼女は私立のお嬢様学校に通い、母親は出資してもらって開いた呑み屋を切り盛りしていました。

のちに自分の父と母は結婚していない、ということに気づいたそうです。この経験からNさんは、母親の立場にあまり抵抗を感じなかった可能性があります。なぜなら、お母さまは女性として、母として、じゅうぶん幸せだったから。だからこそ、資金力があり社会的地位のある人をNさんも無意識に求めてしまっていたのでしょう。

祖母は夫の愛人で悩み、母は愛人となる人生、そして自分もまた既婚者ばかりに恋をする。世代を超えて人生脚本を繰り返しているんだなと思います。

私の場合は ?

かく言う私も、人生脚本ループにハマってしまった一人と言えます汗。

私の母は「自己愛性・境界性パーソナリティ障害」の可能性が非常に高く、私も弟も試練の多い子ども時代を過ごしました。大学卒業と同時に実家を飛び出し、たった8カ月程度の交際ののち24才で結婚しました。自分は幸せをつかみたいという思いが先走っていたように思います。

ところが生活をするうちに、元夫は母親とそっくりの性格だと気づいたのです。

その共通点とは、感謝できない、謝らない、人に共感しない、悪いことはすべて他人のせい、私のことを使用人のように扱う、などなど。

11年ちょっとで結婚生活にピリオドを打ちましたが、なぜ母親と似た性格の人を引き寄せてしまったのか、過去を振り返り考えてみました。

すると、自分の未完了の課題が見えてきたのです。

  • 母親に日常的に殴られた → おとなしく従うしかなかった
  • 母親の決定は絶対的 → 自分の希望を言えなかった
  • 一挙手一投足バカにされた → 自分を表現することが怖かった

母親にダメ出しされ続けていると、自分を大事に扱わなくなります。そして、自分が自分を大事にしていないので、私を粗末に扱う他人を再び引き寄せてしまうのです。

私が行った対策

私は委縮している自分の心をどうにかしたいと思いましたが、ただちに「自分は自分自身を大事に思っていない」ということに気づけたわけではありません。

なぜ ? どうして ? と自問自答を繰り返すことで、少しずつ核心に近づいていったように思います。

ちょっとややこしいですが、心を掘り下げていく過程を文字にしてみました。

他人の反対を押しきってまで自分の希望を言えない
どうして ?  →  嫌われたくないから
なぜ嫌われたくないの ?  →  その人に見捨てられるから
なぜ見捨てられたくない ?  →  その人に見捨てられたら独りぼっちになってしまう →  でも世の中たくさん人がいるんだから、あなたを嫌わない人をまた見つけたらいいじゃん ?   → 見つかる自信ない → じゃあこのままずっと我慢を続けるつもり ? → それは嫌だ → でしょ、好き勝手にものを言う他人に振り回されるのは嫌でしょ ?  →  イヤだ !! →   なら、人目を気にせず、少しずつでも自分の意見を言うようにしてみようよ  

とまあこんな具合で、自分との対話を深めていったのです。

実際は、これほど単純ではありません。自分の課題を突き付けられるような出来事が何度も起こり、自問自答を何度も繰り返しました。

ようやく「自分は愛されるべき大切な存在だ」と、私が心の底から思えるようになるまで、じつに30年もの年月を要したのです。

同じようなことで生きづらさを感じているなら、ぜひ自分の心を掘り下げていってみてください。

この記事にたどり着いたみなさんなら、30年もかかることなく、心の核心にたどり着くことができるでしょう。

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