アラフィフになると、子供の独立や両親の老い、自身の更年期など、ひとりで抱えて孤独感をつのらせてしまうことってありますよね。人によってはうつ状態になってしまうケースもある一方、天涯孤独でも生き生きと生活している人も多くいらっしゃいます。孤独とは、性格や境遇によって、感じる人と感じない人がいる、と言えるかもしれませんね。
これからの人生、アラフィフ主婦・独身女性がどうやって孤独に対処していけばいいか、記事にまとめてみたので、参考にしてみてくださいね。
アラフィフ女性が孤独に向き合う6つのステップ
孤独を感じることと、孤独であることは、別物です。ほとんどの人は孤独だと感じているだけで、じつは案外、孤独ではなかったりということもあるかもしれません。
生きている以上、孤独や寂しさを完全になくすことはできません。しかし、ちょっと視点を変えて孤独と向き合うと、自分てそこそこ幸せかも、と思えるようになるかもしれません。
1. 自分が感じるままに孤独を認める
孤独がいやなもの、怖いもの、と決めつけないで、孤独や寂しさを感じている自分を認めてあげてください。
孤独から逃れよう、寂しさを紛らわそう、とすればするほど、食べ物、ギャンブル、他人などに依存するようになります。
たとえ依存しても一時しのぎにしかならず、心のむなしさは増すばかり。
まずは自分の状況を冷静に観察してみてください。心の何かが不足しているから、孤独を感じているのです。
でもそれは、物理的なものではないはずです。
2. 他の同年代女性と比べない
とくに孤独を感じるときって、自分と人を比べているのです。
近所のご夫婦はラブラブなのに、自分の夫とは会話すらない
友人たちは皆家庭を持っているのに、自分だけ独身だ
同僚は友達が多いのに、自分には心を許せる友がいない
などなど。。。
他人と比較するのではなく、自分は自分、ありのままの自分でいいのだと思ってください。
とくに誇れるものがなくても、いいんです。誰かに自慢するために生きているわけではないし、他人の目を気にすることもありません。
人から孤独な人と思われているんじゃないか、と気にしているのは、案外自分だけだったりします。
それより、自分が今やるべきことに集中してみてください。
仕事でも家事でも、趣味のことでも、なんでもいいです。没頭して何かをやっているときは、孤独なんて感じないものです。
3. まず自分を満たすこと
ありのままの自分でいいんだ、と思うためには、まずは自分自身を満たしてあげましょう。
満たすといっても、欲望のままに甘やかすことではありません。
日常のほんの小さなことでいいんです。
たとえば、
たっぷり睡眠をとる
ゆっくり湯船につかる
ストレッチしてからだをほぐす
カフェでのんびり読書する
お笑いのDVDを観て大笑いする
掃除できていない場所をピカピカにする
劇的な変化はないにしても、ホッと一息つけるはずです。
さみしい、孤独だ、むなしい、など落ち込みやすい人は、エネルギーが不足していることが多いです。
エネルギーとは、カロリーではなく、生命力と言い換えることもできます。生命力は、コンディションが整ってはじめて満たされるものです。
疲れがなく、十分な栄養をとって、居心地のいい場所に居れば、心もからだも満たされる、つまり生命力があふれてくるのです。
毎日の生活を見直すことが、自分自身を立て直すきっかけになります。
4. なにげない日常に感謝してみる
あたりまえすぎて、日常に感謝するなんてなかなか思いつかない人も多いと思います。
が、そこをあえて、自分の恵まれているところをためしに数えてみましょう。 たとえば、
- 大病もせず、50年生きてこられた
- 仕事があり、住む家があり、生活がなりたっている
- ゴミを出せば、収集車が回収してくれて、街はいつもきれい
- 水、電気はいつでも使い放題
- 日本語という、世界でも希少な言語を使いこなせる
- 命の危険を感じることなく生活できる
- スーパーに行けば、いつでも新鮮な食糧を買える
こうして書き出してみると、自分は社会の多くの人に支えられて生きてきたんだな、と思えます。人は皆、自分の役割を日々こなしながら、おたがいを支え合って生きているんです。それがわかると、あたしひとりぼっち、なんてことはありえないのだ、と言えます。 そしてあなただって、だれかを支え、世の中の役に立っているんです。
両親、同僚、友人、いろいろなサービスを提供してくれる世の中の人々に、感謝しましょう。
そして、自分自身にも、感謝しましょう。50年、無病息災で生きてきて、ありがとね。
ねっ、ちょっとはさびしさから、抜け出せたかな。
5. アイコンタクトに励んでみよう
スーパーのレジで並んでいると、レジ係の人がレシートを渡したり、最後に「ありがとうございました」と声をかけても、一度も目を合わせることなく、無言で立ち去る客をよく見かけます。
レジの人にとっては決まりきった動作で、当たり前のことをやっているわけですが、当たり前と思わず、相手の目を見て「ニコッ」とほほえんでみましょう。
そうすると、レジ係の人も愛想よく接してくれます。ほほ笑みかえされると、悪い気はしませんよね。気持ちがホッと和みませんか ?
このようなちょっとした動作を習慣化することで、あなたの内面が少しずつ変化するはずです。
アイコンタクトはとても大事です。
人と接するのが苦手な人、友だちがいないと思っている人、なにかと落ち込みやすい人は、挨拶するとき相手の目を見て
「ニコッ」とほほ笑む習慣を身に付けてみましょう。
6. 行動する勇気を
人見知りだとか、心を許せる友だちがいないとか、思っている人は、いきなり濃い人間関係を望みがちです。
でも、そもそも自分が他人に心を開いていないから、心を許せる友だちができないのです。
ご主人と気持ちが通じあわないと思っている主婦の方は、自分の思っていることをきちんと説明したことがあるでしょうか。
家族だから以心伝心、ということはありえません。
自分は何もアクションを起こさずに、心を開いてほしい、自分をわかってほしい、というのは、相手に期待しすぎです。
こういう場合は、どうすればいいか。
誰かと心を通わせたい、自分を必要な人間だと思われたい、ならば何でもいいから自分から行動してみましょう。
家族に手紙を書いてみる
ボランティア活動に参加する
ブログを開設してみる
フリマに出店してみる
なんでもいいんです。
もちろん、行動を起こしていきなり誰かと親友になれるわけではありません。
でも人とのつながりって、小さなことの積み重ねなのです。
コミュニケーションをくり返すうちに、自分の心が開いて、相手も心を開いてくれるのです。
うつ状態で、行動を起こすなんてとても、という人は、とにかくからだを動かしてみましょう。
ラジオ体操でも、ビリーズブートキャンプでも、散歩でも水泳でもいいです。無心になってからだを動かすと、からだと共に心もほぐれてきます。
孤独感から解放されるには、まずなんでもいいから行動すること。
そして少し余裕が出てきたら、まわりの人が喜んでくれることは何か、考えてみましょう。
人のためになることを、少しずつ行動に移していくのです。
子供時代の思い込みがアラフィフ女性の孤独感の原因に
孤独感が強い人は、子供のころ親に十分愛されなかった、という思いが潜在意識に強く残っているものです。
たぶん、親からほめられたり、楽しい時間を過ごしたり、といった思い出もあるはずなのに、悲しくつらい部分だけが心の中を占めてしまうのです。
このような強い「思い込み」に、アラフィフになっても振り回されるのは、もったいないですね。
そこで、過去の悲しい思い出を書き換えてしまいましょう。
潜在意識というと、摩訶不思議なコントロールの効かないもの、というイメージがありますが、じつは毎日の習慣が作り上げるものなのです。
毎日の習慣といえば、手洗い、歯磨きなどを思い浮かべますが、思考のくせとか無意識の行動も含まれます。
前章で説明したような、「相手の目を見ない」「人見知り」「自分を孤独な人間だと思う」などの行動、あるいは口癖とかため息など、すべて習慣となっていることです。
潜在意識は、こうした「くり返されることがら」に素直に従う、という性質があります。
「あ~さびしい、孤独だ、ハァーッ」とため息ばかりついていると、潜在意識は「この人は孤独になりたいのだ」と判断して、
そういう情報を集めにかかるのです。
では、具体的にはどうすればいいかというと、前章で述べた6つのステップをなるべく意識して、ひとつでも多く習慣化するのです。
こうして自分自身と向き合うことで、潜在意識を占領している寂しさが、少しずつ変わっていきます。
言い換えれば、これは自分で自分をケアする、自分を大切に思いやるための練習なのです。
日常の生活パターンを見直すことがいかに大切か、強く意識して行動してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか ?
家族がいるいないにかかわらず、孤独に悩む人は世の中たくさんいます。
私の経験もふまえてここまで説明してきましたが、孤独に押しつぶされそう、寂しくて何も手につかない、とまで思い詰めている人は、思い切って第三者にアドバイスを求めましょう。
このとき大事なことは、知人・友人・家族を頼らないこと。素人ならではのあいまいな意見しか期待できないからです。
カウンセラーに専門的なアドバイスをしてもらうほうが、自分のためになります。
自分自身を大切にするところから始めて、習慣となっている自分のクセを見直していく。
でも、あまりにも孤独にさいなまれている場合は、うまくカウンセリングを利用してみる。
こんなふうに、うまく孤独に対処してみましょう。
いつのまにか、心おだやかな毎日を送れるようになれば、しめたもの、ですね。
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