不倫関係といっても、いくつかのパターンがあります。
行きずりの恋的なもの、女性のほうが一方的にのめり込むパターン、男女ともに本気になる関係。
ワンナイトラブ的なものはさておき、本格的なお付き合いに発展するケースでは、多くの場合ソウルメイトが関係しています。
ソウルメイトとは、前世でお互いに影響を及ぼし合った関係です。そこでさまざまな感情が入り乱れ、その思いを引きずって、今世また出会うのです。
ただ出会うだけではありません。前回やり残した宿題があるから、ふたたび出会うのです。
やり残した宿題って ? お互いフリーの身ではなく、ハンデを負って出会う意味って ? っと思ったかたは、読み進めてみてください。
一方的に思いを募らせるケース
不倫の関係で一番多いのが、女性は真剣交際のつもり、男性の本音は遊び、というケースです。
遊びというと語弊があるかもしれませんが、男性はたいてい家庭をこわすつもりは毛頭ありません。妻とは別の女性と関係を持ち、それをできるだけ長引かせたいと思っています。そのためなら、「妻とはうまくいかない」「いつか離婚するから」と歯の浮くような言葉を平気でささやきます。
多くの場合、こんな関係では女性はいつも、悲しい思いやイライラが募ることになります。本気で愛しているのに、いつまでがまんすればいいの? と。
ここで、当事者の女性にはちょっと違う視点を持ってもらいたいのです。ただ幸せになりたいだけなのに、なんでこんなにつらい目に合うんだろう。
第三者の立場で見ると、男性のほうがわるい奴と感じるでしょう。でも、この男、あなたのソウルメイトですよ。あなたに何かを気づかせるために、不倫相手として現れたのです。
悲しさ、イライラ、嫉妬、のような重い感情が湧き出るときは、「そのやり方、まちがってるよ」というサインなのです。
たとえば、あなたはこんな性格ですか ?
- 自分の思いを口に出して言えない
- 言おうとすると感情むき出しになってしまう
- 人に好かれようと人に合わせてしまう
- LINEの返信が来ないとイライラする
- 彼から連絡がないと嫌われたと思う
- せっかくのデートのときも愚痴をこぼす
- なぜ、どうして、と彼を責める
- 相手妻に嫉妬しまくる
不倫相手のおかげで、このような感情にいつも悩んでいますか ?
では、不倫相手のソウルメイトは、あなたに何を気づかせようとしているのでしょうか。
かんたんに言うと、あなたは「ありのままの自分」を認めていないのです。だから、自分以外の人に自分を「認めてほしい」「愛してほしい」「注目してほしい」と要求してしまうのです。
ソウルメイトは、あなたにその一点に気づいてほしくて、現れたと言えるでしょう。あなたがそこに気づくまで、何度もこのような不倫を続けることになります。
現世は、あなたの内面の写し鏡。自分はこれでいいのだ ! 、自分は大切な存在だ、とあなた自身が認めていなければ、それが現実化します。つまり、あなたを大切に扱わない人が寄ってくるのです。
そして、その汚れ役をあなたのソウルメイトが請け負っているのです。あなたが前世でやり残した宿題を、これまだ終わっていないよ、と教えてくれているのです。
汚れ役と言いましたが、あなたを悲しませた分、この人もいつかその責めを負うことになります。ソウルメイトとの関わりは、お互いの成長という大きな目的のために仕組まれたものなのですね。
男女ともに本気になってしまうケース
パートナーとの間に不満もなく、不倫など考えたこともない。なのに、ソウルメイトとの出会いはある日突然やってきます。
惹かれ合うふたり。なぜ、お互い独身で出会うことができなかったのか。なぜ、このタイミングで?
これは執着を手放すゲームへの招待状。
この壮大なゲームをクリアするためには、自分を信じること。それを経験するために、ふたりは出会ったのです。
- この人をなんとしても自分のものにしたい
- この人をなんとしても離婚させたい
- 私こそがこの人にふさわしいのだ
- 私と一緒になってこそ彼も幸せになれるのだ
このような葛藤、驕り、執着が生まれるのは当然だと思います。でも、これらの感情に捉われてしまったら、この出会いの意味は台無しになってしまいます。
運命はあなたに語りかけます。自分を信じてごらん、すべて天に委ねてごらん、そうすればすべてうまくいくよ、と。
この出会いに心から感謝しましょう。将来、彼と一緒になれるのか、などと考えるのはやめて、手放しで出会えた現実をただ喜ぶのです。
だって、こんなに好きな彼ですもの。顔を思い浮かべただけで、声を思い出すだけで、トロけるような幸せを感じませんか? 感謝の気持ちでいっぱいになりますよね。
この感謝の威力は絶大です。自分を信じることができてこそ、感謝の気持ちはパワーを増すのです。すると、思いもよらない方向へ、運命の歯車は動き出します。
天にゆだねるということ
心から愛する人に出会えば、誰でも一緒になりたいあまり、ちからづくでも状況を変化させようとします。そして、不倫から晴れて正式なパートナーとなることだってあるわけです。
ただそうなると、相手に離婚を迫ったり、慰謝料の問題とか、心に大きな負担となります。その間、感情が爆発するかもしれないし、思い通りにならないことを呪ったり。
力業が悪いというわけではありませんが、これってただフツーのことをやっているにすぎないと思うわけです。また、まわりの人を傷つけるかもしれませんし。そのことを後々まで引きずるかもしれないし。後味わるいですよね。
では、フツーじゃない方法は何かといえば、「天命を待つ」ことです。
愛して、感謝して、おしまい。あとは天にゆだねて、自分のことに集中しましょう。
これが、人生うまくいく人の特徴です。
えーでもー、いつ彼と一緒になれるか保証もないし、ただ待つだけなんて...
その気持ちわかりますよ。でもそこに意味があります。
あなたは、その不安を乗り越え、なんの根拠もないのに自分を信じることができる人です。だって、この壮大なゲームの招待状が届いたんですから。