近視で老眼の人がメガネを作る場合の3つのポイント

満員電車で間近で見ていたスマホの文字がぼやけてきたら、老眼のサイン。近視の人でも確実にその日はやってきます。

頭をよぎるのは、近視と老眼を同時に解決する方法があるのかないのか、ということです。私も視力矯正でいろいろと悩み、まわりの経験者に多くのアドバイスをもらいました。

この記事では、近視、老眼のメガネ選びについて書いてみたので、ご一読ください。

遠近両用は使いづらいという人が多い

できれば、近視、老眼をひとつのメガネで解決したいものですが、遠近両用メガネの経験者に聞くと以下のような感想です。

手元と遠くの切り替えに目がすぐ対応できない
疲れやすい
気分が悪くなる
歩いていて足元が歪む

など、日常生活に支障をきたす内容でした。

けっきょくメガネを買い換えたという人が多数派です。

遠近それぞれの用途別がオススメ

手元用と、運転など遠くを見るため用、それぞれの用途に合ったメガネをつくるほうが、目にやさしく、長く使えるように思います。

私も2種類のメガネを作りましたが、使ってみてメガネをかけ替える不便はそれほど感じません。

自分の経験から、メガネを作るときのポイントをいくつかあげてみます。

  • 私は老眼初期の段階なので、25センチくらいの距離でスマホを見れる手元用メガネ、両目で1.0くらい見える遠方用メガネ、の2種類を作りました。
  • 老眼の進み具合によっては、手元用、PC用、遠方用の3種類を使い分けている人も多いです。
  • 視力は、自分のその日の体調その他によって見え方が大きく変化します。
  • また、メガネ店で視力を測定してくれる店員さんによっても、度数設定のさじ加減がまちまちです。
  • そのため、一定期間無料で度数変更が可能なメガネ店がおすすめです。

大手メガネチェーンの多くは、無料で度数変更をしてくれます。私は「眼鏡市場」でつくったのですが、やはり使っているうちに度数に違和感を感じて、6か月間で2度レンズ交換してもらいました。

レンズ交換のたびに視力測定をするのですが、驚いたことに前回の記録よりも3段階くらい差が出ることもありました。当日の自分の状態、測定する人によっても、大きく差が出るということを念頭に置いておくことが肝心です。とくに、乱視の矯正は測定者によってかなり違いが出て、それにともない見やすさも大幅に変わります。

ぜひとも、無料交換期間を最大限利用して、めんどうがらずに一番見えやすい度数に調整してもらうことをおすすめします。

コンタクトレンズとメガネの併用は?

Photo by Sharon McCutcheon on Unsplash

コンタクトレンズを使用している方が老眼になると、遠近両用コンタクトレンズにしようか? と迷われると思います。しかしメガネと同様、見え方が遠方も近距離もどちらもいまいち、という感想が多く聞かれ、使用感はあまり良くないようですね。

であれば、コンタクトレンズをしたまま、手元を見るためのメガネを併用することもできます。

実は、私もハードコンタクトレンズを25年も使用してきました。今回、自分が初期の老眼になったことで、メガネとの併用も考えましたが、結局コンタクトレンズをやめてメガネに変えました。

その理由は、眼瞼下垂 を疑ったからです。

ここ数年、以前にくらべ右目のまぶたが下がってきたな、と気になっていたんです。女優の高畑淳子さんも眼瞼下垂の手術をしたと聞いていたので、自分ももしや、と思い調べてみました。

すると、ハードコンタクトレンズ使用者は、使っていない人と比べ20 – 100倍のリスクがあるとのこと。
ひどくならないうちにメガネに替えよう、と決心したというわけです。

コンタクトレンズを使用しなくなると、上まぶたにすぐに変化が現れました。若い頃ほどではありませんが、左目と同様くっきり二重に戻りました。

目をよくこする人、ばっちりアイメイクをする人、なども眼瞼下垂のリスクが高まります。まぶたの筋肉はとても繊細。加齢や外部からの力でまぶたの機能が衰えてしまうことを忘れず、ケアをしてあげてください。

まとめ

いかがでしたか?

毎日お世話になる大事な目、見えづらさを放っておくとQOLが下がってしまいます。

老眼をきっかけに、

  • 自分に合ったメガネをつくる
  • コンタクトレンズの使用を見直す

ことを、いま一度検討してみましょう。

近くが見えづらくなって年とったなー、と思ってしまいますが、いさぎよく受け入れましょうね。

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