手軽で経済的な猫草の育て方

我が家のアイドル、女子猫の小春。猫草が大好きです。以前は、ネットショップで紙製の植木鉢数個、猫草用土と種がセットになったものを購入していました。紙の植木鉢なら、丸ごと燃えるゴミに出せるので便利。でも、鉢が大きすぎて食べきる前に枯れてしまう、というもったいないことに。そこで、もっと少量で作る方法を考えたので、記事にしてみました。

ポイントは、「少量」「後始末が楽」の2点

ホームセンターに行くと、小さい鉢に猫草がすでに育っているものが売っていますね。あれぐらいのサイズ感で栽培してみました。捨てるときも、スポッと抜いてポイッとゴミ箱へ、あとは植木鉢を軽く洗うだけ、という手軽さが魅力です。

ではさっそくやってみましょう。

1. 準備するもの

クッキングシート
素焼きの植木鉢3号(直径9-10センチ)または4合(直径12センチ)を2個
写真のような猫草用の土と種(ネットショップで売ってます)
鉢がすっぽり入る小丼ぶり

以上です。ちなみに、前回土を二袋と種一袋を購入しましたが、それが2年くらい前のことです。我が家は1頭なので消費量が少ないこともありますが、それにしても長持ちで経済的ですね。

2. クッキングシートを四角にカットする

クッキングシートを写真のように、適当に四角にカットしましょう。これは、ボコッと穴があいている鉢の底をふさぐために使います。

3. クッキングシートに穴をあける

四角に切ったクッキングシートに穴をあけましょう。鉢底の穴よりひとまわり大きな範囲を、錐とかお箸の先端でプスッと穴をあけていきます。たったこれだけで、土は下に漏れませんし、水はけも問題ありません。

4. 鉢底にクッキングシートを敷く

鉢底にシートを敷くと、こんな感じになります。底全体をカバーできていれば大丈夫です。

5. 土を半分くらいまで入れる

植木鉢の半分くらいまで土を入れます。そして、底から水がポタポタ垂れてくるくらいまで、水で土を湿らせます。

6. 種を敷き詰める

種は、土の表面が完全に見えなくなるくらいに、敷き詰めます。一晩水につけると解説しているところもありますが、私はやったことありません。そのまま種まきして大丈夫です。

7. 八分目くらいまで土をかぶせる

種をまいたら、土を鉢の八分目くらいまでかぶせ、底から水が垂れてくるまで土を湿らせます。その後、冬は新聞紙を鉢の上においてフタをして保温します。夏は、私はこのまま放置します。毎日1回、底から水が漏れてくるまで水をやり、芽が出るまでは暗い場所に安置します。うちでは、猫に見つからないよう、冷蔵庫の上に置いておきます。

9. 1週間から10日前後で食べごろに

1週間から10日で、これくらいに成長します。葉っぱの中のほうにも、ぞくぞくと新芽が生えてきているのがわかります。ここまで成長したら、猫に与えます。

10. 猫草はもって2~3週間

これくらいに伸びきってしまうと、おいしくないのか猫もあまり食べなくなってしまいます。写真のものは約2~3週間たっていますが、これくらいで新しいものと交換します。ですから、猫に提供してから約1週間から10日たったら、もうひとつの鉢に交換用の草を栽培し始めると、ちょうどいいタイミングで交換できます。

11. 古い猫草を鉢から抜くとこんなかんじ

古い株を鉢から抜くと、こんなかんじにまとまっています。このままゴミ箱へポイッと捨てられるので、とても手軽です。鉢の内側にも、土は残りません。あとは、植木鉢を洗って、おしまい。

12. 猫草の鮮度を保つためには

育て上げた猫草は、なるべく新鮮さを保ちたいものですね。写真のようなプラスチック製の小丼ぶりに水を半分くらい入れ、そこに猫草の植木鉢を入れます。こうすることで、猫草を乾燥から守ります。毎日水やりをしても、とくに暑い季節はあっという間にひからびてしまい、葉っぱがしおれて倒れてしまうのです。この方法なら、葉っぱをみずみずしく保てます。夏は毎日水を足しますが、涼しくなると3日くらいは放置できます。我が家では、リビングの出窓に置いています。夏場は日光が強すぎて葉っぱが硬くなりやすいのですが、日陰に置くとすぐに緑が薄れてシナシナになってしまいます。草の状態を見て、置く場所をときどき変えるのもいいですね。

まとめ

いかがでしたか?

材料さえそろえば、少ない量で手軽に猫草を育てることができます。

猫草キットや育った猫草を買ってくるよりも、経済的でいつも新鮮な草を提供できます。

ぜひ、おたくのお猫様にも、おいしい猫草を作ってあげてくださいね !

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